株式会社カネシカ トップページ > 鏝だより > 鏝だより 2011年10月
みなさんはCADってご存知ですか?
パソコンを使って設計をする作業です。
「鏝」と聞けばアナログな感じがしますが、実は鏝の製造工程でもCADの工程があるのです!
まず、製品の形状を決めるときに手書きの図面を書いたり、
職人さんが作られた手作りの鏝(ヘラの時もあり)を参考に形状を決定します。
形状が決まったら、図面や現物をノギス等で測り、CADソフトで作図していきます。
また、スキャナで手書きの図面を読み込んで製図していくこともあります。
スキャナで読み込んだ図面は、直線や曲線を駆使して手書きの線をなぞるように線を引いていきます。
CAD担当からヒトコト・・・
「すべてマウスとキーボードで作業するので、手書きとは違い、直感的に線を引くことができないので
複雑な形の鏝、特にランダム鏝を製作したときは思うような線が引けなくて苦労しました。
ですので、商品として販売開始されたときは、やはり嬉しかったです。
ランダム鏝は、壁材を塗る際の仕上げに使っていただくと、面白い模様ができるのでおすすめです。」
さて、図面が出来あがると次はレーザーで材料を切断します。
実際に試作品を作り、少しでも違和感があると納得のいく形ができるまで何度も図面を描きなおして試作品を作ります。
過去に作った試作品は数えきれないほどたくさんあります!写真はその中の一部です。
収穫の秋ですね!はやい所では、もう新米を食べられているお宅もあるのでは?
新米のお味はどうですか?
みなさまの地域でも、そろそろ秋祭りが行なわれているのではないでしょうか?
先週末(10/8、10/9)は三木市の大宮八幡宮で秋祭りがありました。
市内でも結構大きなお祭りなので人がたくさん・・・!祭り囃子を聴くとわくわくしてきませんか?
今週末は岩壺神社でもお祭りがあります。
前回に引き続き、三木市が『金物の町』と呼ばれるようになった歴史をご紹介します。(前回の記事:三木市について(1))
今からおよそ1500年前、天目一箇命(あめのまひとつのみこと)を祖神とするこの地方の大和鍛冶と、
百済の王子恵が丹生山へ亡命してきた時に連れてきた技術集団の韓鍛冶とが技術交流をしたのが始まりです。
時代は流れ、戦国時代になると、刀剣作りが盛んになり、中国街道筋の城下町として大いに繁栄し、
また江戸時代には、農閑期の大工職人が京、大阪、丹波、但馬へ出稼ぎに行った時に持っていった
大工道具のすばらしさが、他国でももてはやされ、日本全国に三木の金物のすばらしさを広めることとなりました。
今では三木の金物は、世界にその優秀な金物製品を供給しています。
毎年11月には「金物まつり」が行なわれ、全国からたくさんの人が三木の金物目当てに続々と集まってきます!
カネシカも毎年このお祭りに出店しています。今年ももちろん出店いたします。
詳細が決まりましたらトップページでお知らせしますね!